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森ちゃんの修理ブログ#12 私は誰でしょう

2016年3月26日

本日は3月26日。お久しぶりです。年金生活者の私は稼働日が少なくてなかなかブログUPができなくてごめんね!お詫びに私のあほニュースをお届けします。笑ってください。一服の清涼剤になれればと思っています。



― 今週のトピックス 「あほな1週間」 ―

先週、貯まった年金をはたいて\\200,000で購入したGグループが、3/18(私の休日です会社をサボった訳ではありません)の上場日午前\\359,000まで値上がりしました。大喜びして直ぐに指値で売ろうとしたら一気に\\280,000まで下がって売れませんでした。今週は落ち込んでいます。今週も上がりません。ブログをサボった天罰かも。保育園の会社なので応援したかったのですが。(応援というよりも欲望ですはっきり言って) 同僚には高く売れたらフグをご馳走する予定だったのに!アホと嗤って下さい。反省です。 「人はパンのみにて生くるものに非ず神の一つ一つの言葉による」--マタイ福音書4章今日からは、心を入れ替えてまじめに皆さんの役に立つ仕事をするよう努力をします。






<私は誰でしょう>

さて、#11で紹介した運送屋さんが苦労して担ぎ上げたピアノの答えを発表します。
答えは#5で紹介した千葉県から浜松に里帰りをした「タイガー モデル88」です。
色は修理前からは全く想像できないのですが、天屋根裏の蝶番のところに残っていた色に合わせました。こんなに綺麗だったんですね。自分で写真を撮っておきながらホーチミン工場の塗装担当者から教えられました。また反省です。



鍵盤蓋の裏側をご覧ください。手前味噌ですが、ちょっと感動もんです。
全塗装をするとこんなに綺麗になるんですね。もちろんロゴマークも鍵も蝶番も交換はしておりません。ホーチミンの現地社員に感謝です。おそらくお客様の伯母上がお使いのころは新品でしたから、こんな感じだったのでしょう。
千葉から一度浜松に見にお出でになると仰っていたので、当時を思い出して頂けるのかな。





左の写真はホーチミンの社員が塗装を剥がしているところです。



次の写真はホーチミンの弊社ショールームの女性社員たちです。国は違っても私の同僚です。無礼は許しませんぞ!でも、かわいいっしょ。ファンレターは私まで。メアドはお教えできません。昨年11月末に工場へ視察に行った際に撮りました。日本と違いみんな半袖です。皆様に修理を紹介するにはやはり工場を見なくてはと思いベトナム航空に乗りました。これからも時々紹介します。



アクション・ハンマーは世界中で最高と言われるドイツのレンナー社製が使われておりました。
当時のピアノ職人の意気込みが伝わってくるようです。弊社でも最高級品は、同じものを使っていました(私が入社した若い頃は購入担当だったので、レンナーがいかに高級・高品質だったかは、よく理解しております)手入れをしただけで十分復活しております。



ピアノの外に見える金属部品は真鍮です。
真鍮とは、銅と亜鉛(20%以上)の合金で変色はし易いのですが、錆びにくい性質があり研磨すれば金のような輝きをはなちます。英語では「brass」。ブラスバンドのブラスです。ペタルをご覧ください。真鍮はこのように元の輝きを取り戻します。





響板の材料ははマツ科の木材です。
日本ではエゾ松、北米ではスプルース、ヨーロッパではトウヒ・スプルースなどが知られています。響板はマツ科の木材で正目に引き割った板(幅広く木取が出来ない為10~15cmの板を横に接いで)作りますので、長い年月の間に往々にして継ぎ目が割れることがあります。これは響板がダメに成った訳ではありません。割れ目で雑音が出やすくなるので、メーカーでは同じようなスプルースを使い埋め木をします。実際にエゾ松などはヤニが多く時々ヤニツボと呼ばれるヤニ溜りが木の中にあるケースがあり、響板を製造するときはそこを削り取り、同じ材料で埋め木をしております。





挟み込んで、外側からクッション材を被せて工場から送り出しております。長年大切にお使いになったピアノが蘇ることは、どこで作られたピアノであれ、メーカーを問わず同じ思いで再生しております。大切にお使いください。有難うございました。



今回は山葉寅楠氏のご長男良雄氏が終戦後興されたタイガー楽器株式会社にて製造されたタイガー モデル88のお話でした。



今回は最後にホーチミン市(旧サイゴン市)中心部にある東洋ピアノのショールームを紹介してお別れとさせて頂きます。



私は誰でしょう(1949年1月2日より NHKラジオ第一放送 高橋圭三アナウンサー)



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