はかせののんびり教室 【ピアノのしくみ編】 第05回
2014年8月30日
よいこのみんな、夏休みの宿題はおわったかな?
【はかせ】じゃよ!
みんなと会うのは【アポロまつり】ぶりぢゃな!
はかせ、当日は『オリジナルメダル作成体験』『調律体験』『アポロバンド』でピアノ、ベース演奏...と、「ワシはこのまま死ぬのか...」といういそがしさぢゃったゾ!!
鍵盤 (けんばん、英keyboard)
アップライトの【鍵盤】と働きはほぼおなじぢゃ!
ただし、大きく違う部分も4つほどあるゾ!
(1) 鍵盤にアクション(英action)がのっている(ネジどめされている)
(2) 左ペダルで、鍵盤とアクション全体が横方向にうごく。
(3) バックチェック(英back check)という部品がついている。
(4) ダンパー(英damper)を直接うごかす。
ウィペン (英whippen)
アップライトピアノにおけるウィペン(英whippen)のようなものぢゃ。
日本では『サポート』とも呼ばれておる。
ただし、アップライトピアノにはない特徴、しくみをもっており、それがグランドピアノのすぐれた部分のひとつなのぢゃ。
くわしくは次回説明するゾ!
ハンマーシャンク(英hammer shank)
アップライトピアノのハンマーバット(英hammer butt)とハンマーシャンク(英hammer shank)がいっしょになったようなものぢゃ!
ただし、アップライトピアノにはない調整部品もついておる。
くわしい説明は、次回におあずけじゃ!
ハンマー (英hammer)
ピアノに張ってある弦を【たたく】アップライトピアノでもおなじみの部品ぢゃ!
アップライトピアノと大きくちがうところは、
(1) 弦をたたいてハンマーが戻ってきたときに、鍵盤のバックチェックがハンマーテール(英hammer tail ハンマーの『しっぽ』の意味)をギュッとキャッチする形になっている
(2) ハンマー取り付け位置を正確にするため、シャンクとりつけ穴を貫通させる
というところぢゃ!
具体的な動きの説明は、次回をお楽しみにな!
ダンパー (英damper)
この音をちょうどよい長さで止めるのが、ダンパーの役割ぢゃ。
アップライトピアノとちがうのは、『バネ(英spring)』の力でもどるのではなく、『重力(英gravity)』の力でもどるところぢゃ!
重力については【ニュートン先生】に聞いてくれ!!
また、鍵盤のところでも説明したが、鍵盤が直接ダンパーを動かすしくみになっておる。
さらにさらに、『ソステヌート(伊sostenuto)』というしくみのついたグランドピアノが現在では一般的じゃ!
このへんの動きについても、次回にまわさせていただこう!
というわけで、今回はグランドピアノの主な部品について説明した!
次回はこれらの動きをコントロールする部分について説明するゾ!
また、実際に動いている動画も紹介するのでご覧くだされ!
今回の部品については、次回も登場するので、復習を忘れぬようにな!
それではまた会おう!なのぢゃ!!