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はかせののんびり教室 【ピアノのしくみ編】 第06回

2014年9月23日

よいこのみんな、こんにちは!
はかせなのぢゃ!



天高く馬肥ゆる秋』にぢゃのう...
クリギンナンマツタケナスサンマ...
そういえば海老芋白ネギも旬ぢゃったわい!

ジュル、もうたまらんわい
じょしゅA(ジョシュア)くん!紅葉がうつくしい山荘を手配してくれたまえ!



さて、今回はグランドピアノアクションのうごきをコントロールする部分について説明するゾ!
前回紹介した部品のなまえはおぼえてるかな?
わすれたキミは前回のおさらいぢゃ!

はかせののんびり教室 【ピアノのしくみ編】 第05回

アップライトピアノとおなじところ、ちがうところを比べてみると分かりやすいと思うので、アップライトピアノの回もおさらいぢゃ!

はかせののんびり教室 【ピアノのしくみ編】 第04回



鍵盤 (英 keyboard)

バランスピンフロントピンキャプスタン(パイロット)など、アップライトピアノとおんなじぢゃ!
ちがう部分は、鍵盤の後ろ側、バックチェックダンパーの部分ぢゃが、それはあとで説明するゾ!



ウィペン (英 whippen)

アップライトピアノに比べて、ひじょうにふくざつなつくりになっておる。
今回は【ダブルエスケープメントアクション(double-escapement action)】のウィペンについて説明するゾ!



鍵盤のキャプスタンウィペンヒールを押し上げて、ウィペンがうごきだす
すると、ウィペンの部品がハンマーシャンク (英 hammer shank)を持ち上げてハンマーがうごきだすという寸法ぢゃ。

じつは、ハンマーが弦をたたくまでの間には、いろいろなカラクリがあるのぢゃが...
その辺のくわしいうごきは、あとのレペティションレバー (英 repetition lever)、ジャック (英 jack)のセクションで説明するぞい!



これに対して、【シングルエスケープメントアクション(single-escapement action)】というものも昔あったのぢゃが、ダブルエスケープメントの登場で、すたれていったのぢゃ。



レペティションレバー (英 repetition lever)

このパーツが【ダブルエスケープメント】の特長となる、重要な部品ぢゃ!
ハンマーが弦をたたいてもどってきたあと、このパーツがタイミングよくハンマーシャンクを持ち上げることによって、ジャックがふたたび元の位置にもぐりこみやすくなるのぢゃ!
これによりグランドピアノは、トレモロのような連打がやりやすいしくみになったのぢゃ!



ハンマーシャンクにねじこんであるドロップスクリュー (英 drop screw)にレペティションレバーがぶつかるまでは、ジャックおよびレペティションレバーハンマーシャンクを押し上げる

レペティションレバーがドロップスクリューにあたると、レペティションレバーはそれより上にうごかなくなり、ハンマーシャンクを押し上げるのをやめる
ハンマーは、今まで押し上げられていたいきおいで、弦をたたく



そして、ハンマーが弦をたたきもどってきた後、鍵盤をおさえる力を少しゆるめると、レペティションレバーがスプリングの力で『ピョコッと』ハンマーシャンクを持ち上げ、ジャックが元の位置にもどるわけぢゃ!



ジャック (英 jack)

アップライトピアノとおなじく、鍵盤からウィペンに伝わった力をハンマーに伝え、ハンマーが弦をたたく時間とスピードをコントロールする部品ぢゃ!

ジャックのうごきをコントロールするレギュレティングボタンもアップライトピアノとおんなじぢゃ!



ちなみに、「ジャックがない場合」、「レペティションレバーがない場合」の2種類の動画も用意しておいたゾ!



やはり、レペティションレバーのみだと、鍵盤のいきおいにはたえ切れなく、ハンマーシャンクをうごかすことはできないようぢゃ。



また、ジャックのみの場合だと、ジャックが元の場所にもどりきれなく、連打できない場合があるようぢゃ。



ジャック、レペティションレバーの2つがそろってはじめて、『真の能力』を発揮できることが分かっていただけたかな?



レギュレティングボタン (英 regulating button)

前のセクション、ジャックのところで説明した通り、ジャックのうごきをコントロールする部品ぢゃ!

基本的なしくみは、アップライトピアノとおなじで、ジャックテール (英 jack tail)がレギュレティングボタンに当たったとき、ジャックがハンマーシャンクのローラーからはずれ押し上げるのをやめる

この【はずれる】ことを英語では【エスケープ(escape)】と呼ぶのぢゃ!
エスケープ...。はて、どこかで聞いた言葉だとは思わぬか?



ハンマーシャンク (英 hammer shank)

先っぽにハンマー (英 hammer)が接着されている、うごく棒 (英 shank)ぢゃ!
アップライトピアノのハンマーバットと同じく、ウィペンの部品が押し上げることによってうごくのぢゃ!

グランドピアノの場合先ほどの説明の通り、ハンマーシャンクローラー(hammer shank roller, hammer knuckle)というパーツを、ジャックレペティションレバーが押し上げる。
それによってうごくのぢゃ!



バックチェック (英 back check)

弦をたたいたあと、もどってきたハンマーをしっかりと受けとめるのがバックチェックぢゃ!
アップライトピアノとはちがい、グランドピアノのバックチェックは、ハンマーを直接キャッチするしくみになっておる。
それゆえに、ハンマーテイル(英 hammer tail)とバックチェックかみ合わせは重要ぢゃ!



ダンパーレバー (英 damper lever)

このダンパーレバーの上のほうに、ダンパーブロック(英 damper block)がついており、そのさらに上にはダンパー(英 damper)がつながっておる!
鍵盤の一番後ろの部分ダンパーレバーを持ち上げることにより、ダンパー弦からはなれる、、、というあんばいぢゃ!
ダンパーレバーには、アップライトピアノでも見かけたスプーン(英 spoon)がついておるゾ!



今回はアップライトピアノよりふくざつで、大変ぢゃったろう?
アクションモデルを実際にさわってみると、分かりやすいゾ!

さわってみたいキミは、ぜひわがラボに来たまえ!!



ペダル関係については、また後日にまわさせていただこう!
次回はまず、アップライトのペダルについて説明させていただくゾ!
楽しみに待っててな!



では、また3週間後にあおう!さらばぢゃ!!



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