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はかせののんびり教室 【ピアノのしくみ編】 第10回

2015年1月30日

よいこのみんな、はかせぢゃよ!



もう来週から二月ぢゃのう。

二月と言えば色々な行事がめじろ押しぢゃな!
節分に、、、
ホラ、じょしゅA(ジョシュア)君、ほかにも何かあったぢゃろ!?
「バ」ではじまる何かぢゃ、、、
、、、、


まったく、ハトが豆鉄砲をくらったような顔をしておるのうッ!!



さて、今回はアップライトピアノの調整について説明するゾ!

みんなの家にも、年に1回ほど調律師さんが来るぢゃろう!?
調律師さんは音をあわせる【調律】だけでなく、ピアノの具合を見て、こういった調整もしているのぢゃ!
ピアノのパーツは【木】や【フェルト】などといった、【湿気や温度に影響されやすい材料】をつかっておるので、こういった【定期的なメインテナンス】が必要になるのぢゃ!

代表的なものを下記に紹介するゾ!



鍵盤調整

鍵盤がスムーズにうごくように調整する。

鍵盤は以前紹介したように、二つのガイドピンをガイドにシーソー運動しておる。



バランスピンは鍵盤のバランスホールとバランスブッシングクロス、フロントピンはフロントブッシングクロスという部分に囲まれておる。

左図はバランスホールとフロントブッシングクロス、



左図はバランスブッシングクロスぢゃ!



ここが固いと、鍵盤の動きが悪くなり、最悪うごかなくなる(スティック)。

専用の工具でバランスホールを広げたり、



ブッシングクロスをつぶしたりして、固さを調整するのぢゃ!



鍵盤高さ調整

バランスピンの下にはバランスパンチングとよばれる紙が重ねられておる。
これらの厚さ、枚数を変えることで、鍵盤の高さを調整するのぢゃ!



厚さの種類は一番うすいもので0.04mm、一番厚いもので0.75mm!
これらを使い分けて、全部の鍵盤がおなじ高さになるように調整するゾ!



パイロット調整

鍵盤の奥の方にはウィペンをつきあげるパイロットが植わっておる。



このパイロットを上下させることで、ウィペンの高さを調整し、ジャックとハンマーのすきまを調整するのぢゃ!
このすきまをちょうどよく調整してやらないと、アクションのうごきに異常がでるゾ!



鍵盤深さ調整

鍵盤のフロントピンの下にはフロントパンチングとよばれる紙が重ねられておる。
これらの厚さ、枚数を変えることで、鍵盤の下がる深さを調整するのぢゃ!
バランスパンチングと同様、薄い紙から厚い紙まで使い分けて調整するゾ!



白鍵はとなりの鍵盤との高さのちがいを、専用の定規をつかって合わせるのぢゃ!



レットオフ調整

鍵盤を少しずつ押していくと、ハンマーがだんだん弦に近づいていくが、ハンマーと弦の距離が大体1~3mmぐらいのところで、ハンマーがぴょこッともどってくるぢゃろう!?



このことを【レットオフ】といい、この距離を調整することによって、ピアノの『ポ~ン』というのびやかな音とタッチを実現するのぢゃ!



ブライドルテープ調整

ハンマーを元の位置に引き戻すのを助けるパーツが【ブライドルテープ】ぢゃ!



このテープのひっぱりぐあいをブライドルワイヤーをまげて調整するのぢゃ!



バックストップ

戻ってきたハンマーは、バットの【キャッチャー】というパーツを、ウィペンの【バックチェック】というパーツがうけとめる(キャッチする)ことでストップする。



しっかりとキャッチし、またそのタイミングをそろえることで、安定したアクションのうごきとタッチ感を実現するのぢゃ!



ピアノの調整に興味のあるキミ!
次回調律をたのむときにでも、調律師さんのとなりで見てみてくれたまえ!
ふだんは見えないピアノパーツたちが、せっせとはたらいている姿を目にすることができるゾ!



では今日のところはこれでおしまいぢゃ!
さらばぢゃ!



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