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はかせののんびり教室 【ピアノのしくみ編】 第12回

2015年3月23日

よいこのみんな、こんにちは!
はかせぢゃよ!



今回は調律(チューニング)についてのはなしぢゃ。

みんなの中にはギターなどのチューニングをやったことがある人もいるのではないかな?
弦楽器のチューニングの場合、張ってある4本~6本(多いものだと12本)の弦を合わせることになるが、ピアノを調律するにはそれ以外にも必要なワザがあるのぢゃ!



全部で次のような4種類を駆使して、すべての弦を調律する。

1. ピッチをとる
2. 割り振り
3. オクターブを合わせる
4. ユニゾンを合わせる



ちなみにピアノ調律をするときには、チューニングピンをチューニングハンマーで回すことによって、音を高くしたり低くしたりする。
時計の方向に回すと音が高くなり、時計と反対方向に回すと音が低くなるのぢゃ!



ピッチをとる

基準になる1つの音を、音叉(おんさ)に合わせる事をいう。
49鍵目のラの音(49ラ)を音叉で合わせる。
その後、音叉でとったラの音を基準に、その1オクターブ下のラ(37ラ)を合わせる。



通常は440ヘルツ (1秒間に440回の振動する) の音叉をつかうことが多い。
他の楽器と合わせる場合は、もっと高いピッチ (441~444ヘルツ程度) に合わせることも多い。



音叉そのものの音はヒジョーに小さいが、共鳴する板にくっつけると大きな音になるゾ!
調律するときには、ピアノの棚板の下にくっつけたり、口でくわえたりして音を聞こえやすくするのぢゃ。



割り振り

37ラの音を基準に、1オクターブ (33ファから45ファ) を12の音に分ける。



基準になる音と合わせる音の二つの音を弾いて、ワンワンという『うなり』の回数を聞いて、次々と合わせていくのぢゃ!



合わせていく順番:
ラ→レ→ソ→ド→ファ→シb (フラット)→ミb→ラb→ド# (シャープ)→ファ#→シ→ミ



ピアノの調律は、通常では『平均律』という1オクターブを12個に等分する音階を使っておる。

他にも『純正律』『ミーントーン』などといった音階もあるが、それはまた次の機会にもちこしぢゃ!



オクターブ

割り振りで作った1オクターブを基準に、オクターブ上下の音の『1本の弦』を次々と合わせていく。
これによって、調律した12個の音が88個の音に広がっていくのぢゃ!



合わせる1本以外の弦は、『ミュート』をつかって音を出さないようにする。
音域に合わせて、色々な形のミュートがあるのぢゃ!



ユニゾン

低音の一部を除いて、1つの音に対して2本または3本の弦が張られておる。
それらの弦の音を合わせることをユニゾンを合わせるという。

基準になる1本と、合わせたい1本を音を出して、うなりを聞いて合わせるのぢゃ!



これで1台のピアノのすべての弦が調律されることになるのぢゃが、、、

1台のピアノに張られている230本ほどの弦を、1本1本合わせなければいけないため、他の楽器の調律(チューニング)に比べて非常に手間がかかるのぢゃよ!

調律に興味があるキミ!
ショールームや工場で、もっとくわしいことが体験できるかも知れんゾ!
ぜひ来てみてくれたまえ!



今回はここまででおしまいぢゃ!
それではまたお会いしよう。
サラバぢゃ!



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