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ピアノ戦国時代と技術革新、そしてSSS

2014年1月30日

昭和30年代には、徐々にピアノも普及して行き、40社近くのピアノメーカーが群雄割拠していました。
それぞれの個性を生かしたピアノ技術者達がしのぎを削っていましたが、ピアノの市場への普及に伴って、いかに良い物を安く供給するかが命運を分けて行きました。



昭和30年代から昭和40年代は、東洋ピアノも、品質を保って尚かつ生産台数を上げてコストを下げて行き、他社との競争に打ち勝っていかなければなりませんでした。
技術的にも少しでも差別化を図ろうと、アップライトピアノで初めて3本ペダルを採用するなど、独創的なピアノを世に送り出すと同時に、量産できる方法を模索して行きました。
この時代は正に、ピアノメーカーの戦国時代でした。



昭和49年2代目社長に長坂護人が就任しました。
そして昭和53年に高品質のピアノを世に送り出すべく、当時としては最新式の工場を完成し、ヨーロッパやアメリカへの輸出を開始しました。
当時ヨーロッパの商品を比較して評価する雑誌で、アポロピアノはヨーロッパの名門ピアノメーカーを押さえて高い評価を得て、ヨーロッパで順調に販売をのばして行きました。
技術的にもカットブリッジ方式、アグラフ方式、そしてワンタッチ式ペダルを開発し、ついにグランドピアノのシフトペダルに完璧に近い「SSS機構」を開発しました。



このシステムはグランドピアノと同様に、鍵盤とアクションとハンマーが左右にスライドして、打つ弦の位置を変える事により、音量と音色を変化させることが出来る画期的な技術革新でした。
このSSS機構搭載のピアノは、現在でもなお、世界中の現行ピアノの中で「最もグランドピアノのシフトペダルに近い機構」を持った、大変幅広い表現力のアップライトピアノであると自負しています。



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